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痛みをお手軽に止める方法は?

  • 執筆者の写真: 木原
    木原
  • 2月7日
  • 読了時間: 4分

タイトルに違和感を持たれた人はとても賢明なお方だと思います。


本来、痛みは重要な感覚であり、身体からのサインですので、お手軽に止めることで重要な問題を見落としてしまうからです。


ですが、ここではあえて、最近の西洋医学的な治療で良くなった事例をご紹介したいと思います。


現代の医療や科学の進歩により、痛みを手軽に止める方法が増えています。


肩凝りや頭痛などの慢性的な痛みから、一時的な痛みまで、さまざまな手段があります。


本記事では、手軽に痛みを止める方法について解説するとともに、注意点についても触れていきます。




手軽な痛み止めの方法


痛み止めには、簡単に利用できる服薬や治療法があります。これらは即効性が高いため、多くの人が日常的に活用しています。


肩凝りにボトックス治療


肩凝りが酷い場合、筋肉を弛緩させる効果があるボトックス治療が注目されています。


ボトックスは、美容医療でシワの改善として知られていますが、慢性的な筋肉の緊張にも効果があります。


病院では関節の痙縮に対しての伸びやすくすることにも使われます。


施術後数日で効果が現れ、3–6か月間持続することが一般的です。


メリット: 長期間の効果、即効性


デメリット: 高額な費用、専門医による施術が必要


稼いでいる社長さんが整体に行く時間を考えたらコスパがいいとおっしゃっていましたが、個人的な意見としてはあまり健康的な方法ではないなーというのが感想です。


痛みにはすごく楽になったとはお聞きしています


頭痛薬の利用


頭痛の痛みを止めるために、市販の頭痛薬(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)は手軽で効果的です。

一部の薬は即効性があり、日常生活に支障をきたす前に痛みを緩和できます。

また、頭痛に特化した治療薬も出ており、こちらは医師に確認してもらったらいいと思います。皮膚に注射をするものですが、効いたという意見が私の患者さんでもありました。

もちろん効果は人によって様々なので、医師とよくご相談ください。


注意点: 頭痛薬の長期服用は薬物乱用頭痛を引き起こすリスクがあり、注意が必要です。日本頭痛学会によると、月に10回以上の頻繁な服用は薬物乱用頭痛の原因となり得るとされています。


温熱療法やストレッチ


軽度の痛みには、温熱療法やストレッチも有効です。


温めることで血行を促進し、筋肉を緩める効果があります。


肩凝りや腰痛には特に適しています。


手軽さ: ホットパックや使い捨てカイロを活用可能


費用: 比較的安価


一番は入浴がおすすめです。

昔に温泉療法という名前があったくらい、鎮痛効果が期待できます。


痛み止めの注意点


痛み止めは便利ですが、使用方法や状況に応じた注意が必要です。


①妊娠中に避けるべき


妊娠中は薬の選択に慎重さが求められます。一部の痛み止めは胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。


避けるべき薬: 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は妊娠後期に使用すると、胎児の動脈管閉鎖を引き起こす可能性があります。


推奨される薬: アセトアミノフェンは一般的に安全とされていますが、服用前に医師に相談してください。


②頭痛薬の長期服用のリスク


頭痛薬の長期的な使用は、薬物乱用頭痛のリスクを高めるだけでなく、腎臓や肝臓への負担を引き起こす可能性があります。


研究結果: ある研究では、頻繁にイブプロフェンを使用する人は腎臓の機能低下リスクが高まるとされています。


対策: 頭痛の根本原因を特定し、生活習慣を見直すことが推奨されます。


③痛みの原因を理解することの重要性


痛み止めを使用する前に、その原因を把握することが重要です。原因に応じた対策を取ることで、根本的な解決が期待できます。


痛みの主な原因


筋肉の緊張: デスクワークや長時間のスマートフォン操作が肩凝りや首の痛みを引き起こします。


ストレス: 精神的な緊張は体の痛みに繋がることがあります。


姿勢が悪いから影響するのかについて、実は今意見が分かれており、姿勢が痛みに影響するかは議論の余地があります。



まとめ


痛みを手軽に止める方法は多岐にわたり、ボトックス治療や頭痛薬、温熱療法などが挙げられます。

しかし、短期的な効果を求めるだけでなく、妊娠中の注意点や頭痛薬の長期服用のリスクを理解し、適切に利用することが重要です。



痛みの原因についてはまた別の記事でお伝えしていきます。

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